オイルショックの余波の中であけた昭和50年代、武田組にとっては、新たな躍進の始まりでした。
50年に生コン部門を別会社として独立、51年にハウジング部門を設立、次々と事業を拡大していきます。
また52年には上下出張所、53年には甲山出張所を新設し営業エリアを拡大していきました。
54年には、福山を本社に、府中を本店にという2大拠点体制が完成しました。
外へ外へと広げるだけでなく、内部固めに目を向け始めたのも50年代です。
経営コンサルタントの指導のもと、専門別管理業務を徹底し、データにもとづいたマネージメントを実践していきます。
営業戦略としては、企画開発営業のノウハウを構築し、ゲストエンジニアとしてプロジェクトチームに参画することが増えました。
これによって、企画・設計・施工・アフターメンテナンスというソフト&ハードの両面から顧客のお役に立てるようになったのです。
50年代は、武田組にとって、営業エリア、事業領域を拡大し、企画開発ノウハウという質を深めた時代でした。